医療法人社団 静岡健生会
浜松佐藤町診療所
内科・小児科・訪問診療・デイケア


 〒430-0807浜松市中区佐藤1-22-22
 電話 053-465-0210
 FAX 053-465-0219
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所長のごあいさつ −水谷 民奈−
水谷民奈
ご挨拶
 5月より新所長になります水谷民奈(みな)です。2006年に佐藤町診療所に赴任したので今年でなんと16年目を迎えます。生まれは静岡市、育ちは岡部町(現・藤枝市)、藤枝東高校から浜松医科大学に進学しました。三島共立病院、沼津市立病院で一般内科・各専門内科・皮膚科・救急科研修を行い、今の夫と結婚して、医学生時代を過ごした浜松に戻ってきました。趣味は空手(和道会弐段)と折紙(講師資格有)です。
 佐藤町診療所では、地域の皆さんのちょっとしたお困りごとから在宅での看取りまで様々な問題に対応してきました。現在私は、日本プライマリ・ケア連合学会に所属して、省察を重ねながら研鑽を積んでおります。プライマリ・ケアは、「近接性」「包括性」「協調性」「継続性」「責任性」の5つの理念が特徴です。佐藤町診療所ではすでにこのような理念のもと医療活動が行われておりますが、民医連綱領が掲げる「いのちの平等」「人権の尊重」も、このコロナ禍でますます重要なものになってきています。声なき声に耳を傾けて、今後はさらに質の高い医療を提供できるように、多職種との連携を充実させ、他の病院・クリニック・事業所などとも関係性を深めながら、医療活動を展開していきたいと思います。
 また、同学会の認定医・指導医として、浜松医大地域家庭医療学講座の先生方と連携し、2020年には浜松医大臨床講師に任ぜられ、地域を支える後継者づくりも担っております。
 新型コロナウイルスのパンデミックの終息がまだ見通せない中での所長交代とあって、ご迷惑ご心配をおかけするかと思いますが、これまで仕事と子育ての両立を支えて下さった皆様に恩返しができるように頑張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
浜松佐藤町診療所・訪問看護ステーションあすなろ 医療・福祉宣言
佐藤町診療所外観 
浜松市には民医連の前身である無産者診療所がありました。
 浜松衛生組合(のちにプロレタリア医療組合に改称)の実費診療所が無産者のいのちと生活をまもるため、4割引の薬価にて診療していました。そして日本無産者医療同盟の方針にしたがって活動するようになりました。
 その診療所の名前は「浜松無産者診療所」といいます。

 「浜松市民診療所準備会」(会長・田中昇、書記・鈴木勇)が1932(昭和7)年8月に成立、11月頃まで元城町の加藤清医師宅で診療活動を行いました。
 医療組合は組合員約300人、健康会の班組織へ発展し、班世話役を選出したり、立て看板の作成、ニュースの発行を行っていました。

 一端閉鎖された診療所は、「浜松市民診療所」と改称して1933(昭和8)年1月18日に大工町25番地にあった病院の空き家を借りて再開。6〜8ヵ月間活動しましたが、1933(昭和8)年の夏、鈴木事務長が逮捕された後閉鎖されました。
 入院室も10床あり、いつも満床だったそうです。内科を加藤医師、外科をミネノ医師(本名不詳)が担当、小児科を担当した医師は不明です。それぞれ開業しており、無給で診療所の診療にあたっていたそうです。
 診療所が閉鎖され数年後、加藤医師が死亡。鈴木事務長は無産者診療所の再々建が不可能となったため、医療利用組合遠州病院の設立運動に参加していきました。
 「浜松市民診療所」を支援した地域の方々には田中昇(のち村長)、木俣スズ子、鈴木清一、山崎光雄、百木照好、岸徹志(歯科医師)、坪井愛二など多くの方がいました。

 戦後の運動は、1958(昭和33年)年に社団法人共生保健福祉会が住吉町7番地につくられ、保健福祉事業が行われたり、診療所建設のための調査・検討が行われたりしましたが、いずれも中断しました。

 1971(昭和46)年静岡市に田町診療所が誕生し、秋には静岡勤労者医療協会が結成されました。73(昭和48)年に勤医協で浜松への民診建設計画が議題となり、75(昭和50)年勤医協総会で三ヵ年計画を策定されました。
 1978(昭和53)年4月16日、西部民主診療所建設をすすめる会が結成され、元目町に事務所を置きました。
 そして「浜松佐藤町診療所」は1980(昭和55)年3月1日、浜松での無産者診療所の伝統と歴史を受け継ぎ、住民の熱い期待を背負いオープンしました。

 この「医療・福祉宣言」は、浜松佐藤町診療所・浜松佐藤町福祉サービスセンター・訪問看護ステーションあすなろが加盟する全日本民主医療機関連合会(略称:全日本民医連)の「綱領」にもとづいて、どのような医療活動・福祉活動に取り組んでいくのか明らかにした患者さんや友の会のみなさんへのメッセージです。

一.私たちの医療機関は、地域住民によってつくられました。
  だから、安心して住み続けられるまちづくりをすすめます。

一.私たちの医療機関は、労働者・農民・中小業者によってつくられました。
  だから、働くもののいのちと健康を守ります。

一.私たちの医療機関は、患者さんによってつくられました。
  だから、患者さんが主人公の医療をめざします。

一.私たちの医療機関は、患者さんの権利を守る人たちによってつくられました。
  だから、医療・介護の安全性の向上に努めます。

一.私たちの医療機関は、在宅患者さんを抱える家族によってつくられました。
  だから、地域にうってでて、医療・介護・福祉制度を活用し、よりよい在宅医療・福祉サービスの向上をめざします。

一.私たちの医療機関は、平和を願う人々によってつくられました。
  だから、戦争政策に反対し、浜松基地の市民への返還を求めます。

一.私たちの医療機関は、被爆者によってつくられました。
  だから、被爆者の健康管理をすすめるとともに、核兵器の廃絶をめざします

 浜松佐藤町診療所・浜松佐藤町福祉サービスセンター・訪問看護ステーションあすなろの職員は、これらを実現するため、静岡西部健康友の会や県西部地域のすべての住民と協力して活動していきます。

個人情報の取り扱いについて
 当院では「個人情報の保護に関する法律」に関して、当院で定めた下記規定に基づき個人情報の保護・提供を行っております。
 ・ 「佐藤町診療所 個人情報保護方針」(PDF)

 ・ 「浜松佐藤町診療所 個人情報保護規定」(PDF)

 ・ 「浜松佐藤町診療所・福祉サービスセンターの個人情報保護規定」(PDF)

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 JR浜松駅より:「遠鉄バス」 労災病院行き「駒形橋」 下車徒歩1分(片道130円)
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